雑記:048 ヘアのサイド(耳掛け)処理


 唐突だが、俺は髪を耳にかけて流してる、こういうのが好きだ。





 正式にコレを何と呼ぶかは知らんが、要はサイドの余分なとこを後ろに流せる。
世の女性は大体やってるんではなかろうか、実際には前髪で隠れて見えず分からんことも多いが。

 では、ドールでこれをやってみようと思うと上手くいかないもんである。
というのも、ドールは根本的に耳に髪を引っ掛けられる構造になっておらず、単純に無理。
以前アゾンのマヤを入手した際似たような髪形をしていたが、
髪の一部を後ろでポニーにすることで再現していただけだった。

 ロングヘアのドールは数多いけれど、前髪は前髪として全部バッサリ切ってることがほとんどだ。
実際前髪と後ろ髪ってそこまで明確に分けるもんじゃないだろう。
ドールの場合は前髪が多くなる一因になってしまう。

 かと言って、ドールのヘッドである以上は制限はある、植毛の仕方を工夫しても限界がある。
ということで、こんな物を作ってみたった。





 作り方は簡単、パテでひじきみたいな形を作り、マチ針をペンチで切ったものを刺すだけ。
ある程度硬化しかけた状態で刺すと、完全に硬化した時よりパテが割れにくい。
 そんで、あとは髪の色に合せて塗装し、ドールヘッドにぶっ刺すだけである。





 耳の後ろあたりに、ヘアを固定できるような位置で刺す。
植毛のラインに沿って刺すと抜いたとしても目立ちにくくていい。
作った物のサイズが具合よければ、このようにサイドの髪をまとめられる、はず。

 植毛の毛穴位置次第では上手くいかんかもしれんので、これ想定して植毛する方がいい。
あとはヘアの流れ方向、マチ針を似たような場所に刺しながらお湯をかけてしつければ合う。





 トップからヘアを下ろしてくれば、こういう感じになって自然に見えるだろう。
ヘッドをつまむと突起物が手に当たる感じもするが、ぱっと見は見えないからセーフ。

 今回この写真では針の上側にだけヘアをまとめたが、
パテ造型次第では針の下側スペースも有効活用できるんじゃないだろうか。





 まぁ、言ってしまえば針でぶっ刺すヘアピンである。
ドールヘッドに針を刺すということに抵抗のある人も多いだろうが、
植毛経験者から見れば植毛段階で数百もの針でぶっ刺されてる事実に気付くもんだ。
いまさら穴の1つや2つ増えたところで大差は無いだろう。
どうしても気になるなら、穴を空けたところに追加植毛するヘアを用意しとけばいい。

 とりあえず、これで俺好みの髪型を再現できるようになったということで。
(2017/08/05)
     
1/6ドール 「偽装の多いカフェ」

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