雑記:019 アイロンプリントしてみる




 上図はセガさくらのデフォルト衣装である。
すでに売っぱらって手元にはないものの、やっぱり作中の柄があると無いとでは違う。

 出来が悪いから手放したのだから今さら同じものを、という気にはならない。
確かアゾンでしっかりしたさくらの衣装だけが販売されていたと思うが、既に入手は難しい状態。
さて、このような状況だと俺はどうするだろうか。自作する、それしかあるまい。

 とはいえ、以前記事にした絵の具による塗装をするには細かすぎて難しい。
こんな複雑な柄を前後左右4面に至って描くなどと、匠でもなければできるわけねぇよ。

そうこうしているうちに、どっかのサイトで同様にさくらの着物を自作している人がいた。
その人は、この複雑な柄をアイロンプリントで仕上げたらしい。
(どこのサイトだったかは忘れたw

 <2010/05/15 追記>
 ググったら見つかった、ココの自作さくらに書いてある。


 <2018/08/25 追記>
 閉鎖した模様、個人サイトは儚い。



 そういえば学生時代に使った残りがあったなと、アイロンプリント用紙を使ってみることにした。
昔の安物でも問題はないだろう。白/淡色 用だとか書いてるけど、
さくらの着物なら淡色の範疇だろう、うん。



 まずは印刷するための柄データを作る。
ベクタデータをいじるのはあまり経験がなかったが、とりあえず形にはなった。
印刷用の画像が欲しい人は掲示板にでも要望すればいい。
そろそろ掲示板が活用されてもいいはずだ。



 柄っつーか模様は大・中・小となっているので、それぞれを切り離して並べる。
説明書によると余白は5mmとなっていたが、1/6サイズの5mmはデカイので2mm程度にする。
結果から言うとこれで問題なかったので、メーカーにもよるがおおむねオッケーだろう。

 しかし、さくら着物の柄はイラストによって並び方が微妙に違うんだぜ・・・。
設定資料がなってないのか、絵師が設定に従っていないのかよくわからんが、
立体化する身にもなれ、と。
結局前述のデフォルト衣装および、資料集に載ってた横山智佐着用モデルを参考に並べてみた。



 一度アイロンした後、仕上げ紙をあててもう一度アイロンすれば出来上がり。
予想以上にきれいな仕上がりなのは良いのだが、微妙にホコリが入っているよーな・・・。
あと、なんか昔に使った時にでも仕上げ紙に印字が写っていたのか、
それがまたヨゴレみたいに付いてる・・・。

 なんつーか、あまり使いまわさずに新品買った方がよりキレイだったかもしんない。

 注:青線はヨゴレではなく、チャコペンの線である。



 なにはともあれ、プリントが終わったらその生地で着物を仕立てなあかんので。
完成したのがコレである。

 プリントした状態でもそれなりに雰囲気出てたが、やっぱり形にするといい感じである。
生地も以前と違うタイプなのでよりきれいに、それっぽくなった気がする。
柄とミシンの縫い目はあまり距離が取れなかったから、やっぱり余白は少なくて正解。



 で、さくらに着せてみた。
やっぱりこれである。なーんか物足りないのがやっと足りた気分。
柄の部分が若干硬かったり、余白部分が視認できたりするけど、撮影する分には全く気にならない。

 ということで、アイロンプリントは案外簡単できれいにできた。
ちゃんと印刷するデータさえ揃えておけば、後の処理はさほど難しいものではないようだ。
ただし、使用するアイロンは普通の、まともなモノを用意した方がいい。

 というのは、以前使って遊んでみた時は今回ほどきれいに仕上がらなかった、
と記憶しているんよ。
 なんでかと思ってみたら、使ったアイロンが違っていたからなんではないかと。
今回はリビングから拝借したまともなアイロンなのだが、
昔は安物の小型アイロンだったような気がする。
プリント用紙の説明には、最高温度で、というふうに書かれているので、
そうした性能の差が結果に出ていると思われる。

 それなりにちゃんとした道具を使わなあかんいうこったかね。
(2010/05/08)
     
1/6ドール 「偽装の多いカフェ」

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