雑記:043 オビツSBHの内部パーツについて


 要するにSBH胸部パーツの改造である。
詳細だけ見たい人は写真のとこまで飛ばすといい。


 強度や保持性に定評のあるオビツボディであるが、SBHについては賛否両論あった。
と言うのも、それまでのSBに比べ、胸部パーツの首や腕の保持性が悪かったり、
腕との接続パーツが弱くて破損することが多々あったからである。

 当初はSBHだけの問題であったから、SBH特有のメリットを気にしなければ、
従来どおりにSBボディを使っていれば何の問題もないことではあった。
実際、俺はSBHにあまり魅力を感じなかったので、SBを買い続ければよかった。

 しかし、問題はそう簡単に終わらなかった。
オビツ社は、オビツ27の胸部パーツをSBH用の新型に一本化したのである。
SB用とは胸部と腹部を分離できる程度の違いしかなく、SBにも転用可能だったから、
2種類作るよりも製造コストが安上がるということだろう、いや真相は知らないが。

 それによって、SBを買っても胸部パーツはSBH仕様という状況になってしまった。
今までの高い保持性、破損のない接続部は入手困難となり、中古市場を漁らなければならないことに。
だからこそ俺は、新品で買うことなく、ヤフオクでばっかオビツボディを入手していたのである。
まぁ、結果として安くなったことも多いんだけど。

 で、そんな状態が始まったのが、SBH発売の2007年、それから半年〜1年経って、
新品市場から旧SBボディが消え去ってしまってからである。

 今でこそ購入には気をつけているが、切り替わった直後には知らずに買ってしまったり、
あるいは中古が手に入らずにSBH胸部仕様を買わざるを得ないこともあった。
強度もない、SBHとしての利用価値もない、中途半端なもんを掴まされてしまった気分にもなる。
・・・一度抗議の意でオビツ社に元に戻せとメールしたこともあったが、無しのつぶてであった。

 とまぁ、言ったところでしょうがないので、SBHの改造を元に強度を高めることはしてた。
リンクページに行けば、そうした改造方法を紹介しているところはいくつかある。
が、それらの方法を用いても、SB本来の強度になることはなかった。
また、胸部の保持性という意味では、前後パーツの圧力をネジ以外で強める手段もあったが、
やり方が面倒な上、それでも大差はないという結果であったし、
第一、腕との接続に関してだけはどうしても解消せず、破損率はほぼ100%。
はっきり言って、SBH仕様=そういうモンという諦めに自分の中で確立していた。

 が、色味の都合もあって光用に新品でボディを買ってみたところ、さほど保持性に問題がなかった。
どうせ内部がSBHならば、SBHボディを買ってやれと購入したのだったが、どうも違う。
SBHパーツはSBHボディでこそ生きるのか? いや違う、なのはさんもSBHだったが微妙だった。

 というのも、どうやらボディやパーツを見たところ、オビツ社も色々問題に思っていたらしく、
自社での対応策というものを施していたようである。
いつ頃から修正が入ったのかは分からんが、ここ2年ほどだろうか。

 個体差もあるにはあるんだろうが、少なくとも光に買ったボディは従来のSBと大差ない保持性だ。
首の保持も出来るし、腕との接続性も悪くない、接続部が破損する可能性も見当たらない。
これならば、SBHを毛嫌いする必要もない、ついでに今まで買ったSBH仕様も修正してやれる。

 ということで、SBHの胸部パーツについての公式? な改造方法を見てみる。
オビツ社側で直してないSBボディを持ってる人は、この通りにすれば良くなる、かもしれない。



 まずは首の保持性を高めるやり方。
写真で緑色に示した場所に瞬間接着剤を塗って乾かし、摩擦計数を上げればいい、だけ。
塗る厚さなどは各自確かめながらやるといい、側面だけでなく底部にも塗っておくこと。
後述するように前後パーツの合わせ目が気になるが、どうせソフビで見えないから気にしない。

 また、腕の接続に関しては、まず腕側の方で赤い部分の出っ張りを削ること。
本来この出っ張りは必要な部分だが、SBHの腕接続パーツは強度がなく、破損の原因になる。
出っ張りのない、丸い棒状になればおk、腕側は厚みを増したりしなくてよい。

 

 で、あとは腕接続パーツの緑色にした部分に同様、接着剤である。
この時、奥よりも手前に塗りを厚くしておけば腕を振り回した時の脱落が抑えられる。
写真では組んであるが、この状態で接着剤を使うと他のところが接着されるので注意。
あまり塗りを厚くしても、腕が入らないことにもなるので、そこは各自気を付けること。

また、上記の処理により合わせ目に隙間が出来ているが、これぐらいにならないと保持性は出ない。
これで後は普通にパーツを接続して行けば、高い保持性と耐久性が得られる、はずである。
うちでは2、3体にやってるが、大体いい感じである。

 と、メーカー側のやっていた処理をそのまま書いただけだが、一応の解決策になるので良かった。
惜しむらくは、単に修正品を売るだけでなく、公式見解として処理内容を公表して欲しいことだがな。
(2012/10/13)
     
1/6ドール 「偽装の多いカフェ」
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